版画等に描かれた原1

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[1] 東海道 原の富士

 川瀬巴水 画  昭和十七年  渡辺庄三郎版  横大判木版画

 この版画は、風景画家川瀬巴水が戦前の昭和十七年に原から見た富士山を描いたもので、場所は構図から察して、原西部の桃里か植田附近と思われる。
 建物の前に広がった、今ではめずらしくなった麦畑の刈取りの模様が秀麗な富士山と愛鷹山をバックに描かれ、当時ののどかな原の農家の風景を知り得る版画である。
 作画者の川瀬巴水(明治十六〜昭和三十二)は東京生れ、本名 文治郎、荒木寛方、鏑木清方の門人、白馬会研究所で洋画も学ぶ。大正七年より、渡辺庄三郎版画店から各地の風景版画を世に送り出し、夜や雪等の詩情的風景に特色があり、非常に人気があった大正から昭和にかけての版画界の代表的画家で、作品の数の多いことでは当代一といわれる。

 
川瀬巴水画  「原の富士」

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